標がないから
「ねーちゃん。今度俺と遊びに行かない?」
「何言ってんの。行くわけないでしょ」
「あーあぁ」
「何よ」
「だって明日は亜久津と付き合って三ヶ月目でしょ?」
「だから何」
何で千石が知ってんの?
「ちゃん知らない?三ヶ月目のジンクス」
「?」
三ヶ月目のジンクス?
「恋人同士が別れるの、三ヶ月目が一番多いんだってさ」
「・・・そう」
「ま、頑張ってね」
千石のそんな言葉に見送られつつ、あたしは仁がよく居る屋上横の階段の踊り場にやってきた。
案の定今日も仁はプカプカ煙草をふかしながらそこに居た。
「仁!」
「・・・あんだよ」
・・・・・仁はいつもと変わらない人でした。いや変わっちゃ困るんだけどね。
「何でもないけど」
「・・・」
仁って無口な方だから、何か話題を持ってないとすぐにコレだ。沈黙・・・・。
いつもは盛り上げようとして色々話すんだけど、なんか今日は話したくないかも。
だーーーー!!それもこれも千石の所為だっつーの。
なんで逢いに行くって分かっててあんな事言ってくるかなぁ。
「?」
「んあ?何ぃ?」
「どうかしたか」
「え?」
「いつもはもっとペチャクチャ喋るだろ」
あ。
「っと、ゴメン!!!」
「謝られてもどうにもならねぇよ」
「あ。うん、そうだよね。」
「何かあったのか?」
・・・・・どうしよう。言っちゃおっか?でも、言ったのがキッカケで別れ話になったら嫌だしな・・・。
「」
ポンポン
「え?」
うわっ。仁に頭撫でられちゃってるよ!!!!!!!!(興奮)
「何言っても受け止める自信あっから言えよ」
しかもなんかカッコイイ事言ってる・・・・。こんな事言われたら言うしかないよね・・・。
「三ヶ月目の・・・ジンクスって知ってる?」
仁の手の動きが止まった。
「それ千石に言われただろ・・・」
「え?」
「俺にも言ってきたんだよ。まぁ、気にしねぇんだけどよ・・・・。お前は気にしてたのか・・・・」
「何ソレ!!千石ってばあたしたち両方に言ってたの?」
「お前も聞いたんならそうじゃねえのか」
「はぁ・・・」
なーんだ。という風にため息を付きながら頬杖を付いた。
すると、横でクツクツと笑い声がした。
「んな。何笑ってんの」
「や・・・。が思いっきり千石の言う事信じてたからな」
「・・・・・どーせ単純バカですよーっだ」
「でも」
すぐに真顔に戻った仁は私をまっすぐに見つめた。
キャーキャー至近距離だ!!って付き合って三ヶ月も経ってるのにこの新鮮さは何なのかね・・・・。
啄むようなキスをしたあと、仁は続きを言った。
「そういうが好きだからよ」
* あとがき *
うわー超遅くなってゴメンねライア。
やっと出来ました。仁の甘甘です・・・。甘いのか?(ぉぃ
三ヶ月目のジンクスって聞いたことありませんか?アレって、一体何でなんでしょうね。
ってかね、あっくんの口調が分からなくなってしまいました。どうしても跡部化。何でぇ〜〜(泣
でも頑張って直してみた(笑
こんなんで良かったら・・・・だけど、お礼夢です☆
2004.8.29