「はぁ・・・恋がしたい・・・」




恋する乙女の恋する季節









「ねえ、頭でも打ったの?」
「・・・」
「熱はない?」
「・・・」
「最近頑張ってたみたいだから、疲れたんじゃないか?」
「・・・」
「保健室行きます?」
「・・・」
先輩、いい精神科教えましょうか?」
「・・・」
「ねえ。ホントに大丈夫?」





何でこんなに大騒ぎしてんのよ?

「・・・いい加減にしてよっ!!あたしはどこも悪くない。一体何なのよアンタら」
「ほらほら、無理しちゃダメだって。」
「やはり熱があるようだな」
「うっさい。別に熱なんてないし無理なんてしてない。」
「・・・じゃあ何でいきなりあんな発言したのさ?」
「何、いけないわけ?」
「い、いやぁ別にいけないわけじゃないよ。恋する事はいい事だと思うし」
「でもぉ、があーんな事言うとは思わなかったにゃぁ」
「何気にムカつく響きがあったと思わない?菊ちゃん」
「そ、そんな事ないにゃ」
「そうでもなかったんだけど?っていうかみんなもよ。何でたった一言言っただけなのにあんな大騒ぎするわけ?」
「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」
何この沈黙。
「ねえ、
相変わらずニッコニッコしたままの不二が口をひらいた。
「なに?」
「この中で誰がいい?」
「は?」
何の話してるんでしょーかこの男は。
「だからね、この中での恋のお相手は誰がいい?」
この中?レギュラー陣の中でって事?
少し考え込みながらみんなに向き直ると大石やタカさんが引きつった顔をしていて、菊ちゃんたちが怯えた顔をしていた。失礼ね、と思ったらみんなはあたしじゃなくてあたしの後ろ、つまり不二を見てそんな顔をしていた。・・・・・脅されてるのかな?よし、ここは聞くしかないっしょ!!(勇気あんね)
「不二、何でみんなを脅してるのよ?」
「ん?あ、分かっちゃった?」
「みんながあんな怯えた顔してんのに分からないわけないでしょ」
「うーん・・・。失敗」
何のために脅してんだか。
「まぁ、いっか。それより早く教えてよ。
「うん・・・。」
そうは言われてもね〜。
「無難なのがタカさんなんだけどね・・・」
遠慮しとくよ!!(嬉しいけど不二が怖い)」
「・・・うっわタカさんに言われたのにショック!じゃなくって話を最後まで聞いてよね」
何気なく不二を見ながら答えたのが間違いだったかな〜。タカさんって言った瞬間目ぇかっ開いたもんね・・・。おー怖。
「で、続きは何なんだい?
あ、目ぇ閉じた。って何であたしは不二の目の実況中継してんだか。
「あたしはこの面子の中で恋人にしたい人、居ないんだ」
「何でにゃ?」
「だって、あんた達が恋人なんて負担だと思わない?」
「「「「「ひどっ」」」」」
数名が傷ついた顔をした。気にしない気にしない!(しろよ)
へぇ・・・(開眼)は僕たちが負担なんだ?」
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
「じゃあさ、どんなところが負担なのか一人一人しっかりと説明してよ」
そんな・・・怖い顔しながら言わないでよ〜!!か、金縛りになりそ・・・。
「・・・・・・・何でそんな事しなくちゃなんないの?嫌だよ・・・」
すると不二はにっこりしてこう言った。
「僕に逆らうの?」
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(二回目)
「わ、分かったから。ソンナニ怖イ顔シナイデクダサイ・・・」


















「まずは、大石ね。これは・・・別に個人としては負担じゃないんだけどさ。みんなのマトメ役で頑張ってて、すぐ胃を悪くしてるじゃない?恋人として早死されたらヤなのは当たり前じゃんね?」
「「「「「「「(ワケ分かんねぇ!!!)」」」」」」」
「次にタカさん。一番無難だってさっきも言ったけどさ、あんな二面性ある人は多分疲れるから嫌なの。」
「「「「「「「(疲れるんだ・・・?)」」」」」」」
「次に桃ね。えーっと・・・まぁ、いいヤツなんだけどね。食い意地張っててついていけない。で、これは推測だけど、彼女になっても食べ物のために二の次にされそう。」
「「「「「「「(有り得ないだろ!!)」」」」」」」
「次に薫ちゃんね〜。これは単純。沈黙続きで恋人らしい事出来なさそうだから。」
「「「「「「「(今までで一番マトモだ・・・)」」」」」」」
「そして〜、リョーマね。ん〜生意気なところが可愛いんだけどね、しかもテニスしてる時はカッコいいし。だけど、その生意気さがときどき張り倒したくなるのよ。」
「「「「「「「(褒めてる・・・。でも最後怖ぇ)」」」」」」」
「んと、次は菊ちゃん。これはね〜・・・彼女になったらそうとう複雑だと思うよ。抱きつき癖があるじゃない?だから、はっきし言ってすっごいウザくなると思うわけ」
「「「「「「「(うわーヒドすぎだよ)」」」」」」」
「しかも、菊ちゃんって男でも女でも関係なく何かの拍子に抱きつくでしょ?もう誰にヤキモチ妬いていいのか分かんなくなりそうじゃない?」
「「「「「「「(ヤキモチ妬きたくないだけか)」」」」」」」
「で、手塚ね。これって言わなくても分かるよね?」
「「「「「「「分かんねぇよっ(だって人気あるじゃんか)」」」」」」」
「何でわかんないのよ。あのね、あたしはもっと柔らかい人じゃないと無理なのよ。しかも手塚って彼女が待ち合わせに遅れたらそこらへん走らせそうだから」
「「「「「「「(最初のは納得するとして最後のは手塚の事をかなり誤解してないか?)」」」」」」」
「そして最後は不二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「「「「「「(何で沈黙してるんだ!?)」」」」」」
「そんなに見ナイデクダサイ・・・」
「「「「「「(不二に睨まれてたんだーーーー?)」」」」」」
「ふふふふ。いいからさっさと言いなよ」
「(怖いおー)ただたんに怖いんですよ!!」
「「「「「「「(さっきの毒舌っぷりはどこに行ったんだ?)」」」」」」」
「何が怖いのかな?(微笑」
「彼女になるとしたらぜーーーーったい独占欲強くなると思うし・・・。その独占欲が絶対尋常じゃない気がするんですって!!」

















「つまりは僕に愛されすぎるのが怖いんだ?」
「(何か違うけど)多分ね」
「クス。確かに僕は独占欲、強いかもしれないけどいくら何でも彼女が嫌がる事はしないよ」
あたしの髪の毛を指で梳きながらにっこりと答える不二。
「(ホントかよ)」
「今何考えた?(開眼」
至近距離だから尚更怖っ
「何にも・・・」
「「「「「「(っていうか居づらいんですけど)」」」」」」
「というわけで、僕たち付き合ってみない?」
「えーーーーーーーーーーー?」
「何で、嫌がるのさ?(開眼」
「(怖すぎだし!)だって・・・!」
何か・・・柔らかいものが・・・・・・・・・・・・・!
「「「「「「(あーあー。ヤっちゃったよ。不二を焦らすとこうなるんだよね)」」」」」」
「何やってんのさーーーーーーーーーーーー?」
「何ってキスしただけだよ」
「こんの馬鹿やろっ」
思わず殴ろうとしたらその手をしっかりと掴まれた。
「あ、そっか場所が場所だもんね、続きは僕の家でね
「はぁ?(別に TPO を考えろって言った訳じゃないんだけど!)」
抵抗しようにも手を掴まれてて動けない・・・。っていうか手に食い込んでるよ!どんだけの力込めてんだよ。
ズルズル〜という感じであたしを引っ張りながら出口に向かう不二。
「それじゃあ、みんな、お先にね」
うわーーーーー!スマイルかまして帰るんだ〜?ってあたしも一緒なの〜?((泣
「「「「「「(成仏しろよ、)」」」」」」
そんなを哀れみの目で見ながらその他レギュラーは静かに合掌した。



















 


* あとがき *

 

あははは〜。もうダメだ〜。((壊
黒不二臨在・・・。っていうか最近不二ばっか書いてる気がする。
書きやすいんだよ魔王様!!
っていうかですね、みんな心の中で突っ込みすぎだよ。
落ちはですね。どうしよーかと悩んでたんですけど不二が出てきちゃったからもうこのまま強引にくっ付けちゃえってわけです。(あっさり解決)
あたしだったら嬉しくないな〜・・・。
不二:へぇ?(開眼モード)
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!何で出てくんのさ?
それでは、魔王様が臨在されたので逃げますね!黒魔術の餌食にされてたまるかっ!((脱走
                                     2004.6.27