『靖幸君!頑張って〜』
『純平ぇ〜〜〜!かっこいい!!』
『季楽さん素敵〜vv
「あーあ。今日もすごいな…」
お決まりの台詞が口からこぼれた。

!茜色に染まってみよう!





「どげかしたか?
「あ〜…航。いやね、今日も女の子はすごいなぁと思いまして。」
「んだべなぁ。特にお季楽ちゃんはなぁ」
「なぁに言ってんの!航もそうとうモテるくせに」
「そ、そげな事、ないべ?」
「はいはい。そんな謙遜しないでいーから。さっさと練習しなさい!」
「わがった」
航がコートに入ると航にも声援が飛ぶ。ホント、暇ね。





後ろから柔らかい声が届く。声だけで分かるその人に応えるためにはゆっくり振り返った。
「茜」
「今日もマネージャーご苦労様。」
「ん〜ん、好きだし」
「そっか」
「茜」
「うん?」
「プレゼント、いっぱいもらったでしょ?」
「え。あぁ。まぁね」
「やっぱり」
そう。今日はあたしの彼氏、津多茜の誕生日。だから今日は部活のあとに二人でお祝いするんだ。
、嫌かな?」
「あー…そうだなぁ…。嫌じゃないって言えば嘘になるけど、プレゼントだし貰ってあげなきゃだよね」
「うん。断れなくて」
茜は優しいから断れないよね、そういう所好きだなぁ。ってなんだかんだ言ってすべてが好きなんだけど。(ぉぃ)
「いいよ。別に」
「怒った?」
「だから…怒らないってば!!あたしは茜のそういうトコ含めてすべてが好きなんだから。ね?」
「ホント?」
「ホント。分かったならさっさとコートに入って練習練習!!」
「うん」
あー可愛い笑顔だよなぁ。






って茜の笑顔の余韻に浸ってるのに声をかけてくる馬鹿で季楽なヤツは誰よ。(言ってんじゃん)
「何」
「今日、津多の誕生日でしょ?先に上がる?」
何かと思えば気が利く事言ってくれんじゃん。
「え。いいの?」
「うん。まぁね。せっかくの誕生日だから二人で祝うんだろうなって思って」
「さっすが!けど、茜はどうするかな?」
「聞いてみれば?」
「う、うん。茜〜!!」
アップしていたところだけど走って来てくれる。
「どうかした?」
「うん、お季楽ちゃんがね、茜の誕生日だから先に上がっていいよって言ってるんだけど」
「お季楽ちゃんが?ん〜そっか。じゃ、今日だけ先に上がろうか」
「大丈夫?」
「うん。だって誕生日だもん」
「そう。じゃあ上がっちゃおうか。」
二人とも制服に着替えなおして更衣室を出る。






「あ。と茜は帰るの?」
「あーうん、そうだよ。一斗、日直だったの?」
「いや。委員会だった」
「へぇ。そっか。じゃあまた明日ね」
「あぁ。じゃーな」
ヒラヒラと手を振って二人でコートを抜けた
と思ったら案外簡単には行かないらしい。ほら、ファンの子達が寄ってくる。




「茜くぅ〜ん。プレゼント、受け取って?」
「津多君、誕生日おめでとう」
見るからに媚びてる女の子や、すっごい綺麗でちょっと知的そうに見える女の子やらが集まってくる。これは少し待ってなきゃいけないかな。と思ったら茜は困ったような笑顔を浮かべてこう言っていた。
「ゴメンね。今日はもう帰らなきゃいけないから、もし良かったら明日もらえる?」
そして茜スマイル。ほとんどの女の子の顔が一気に赤く染まって、ゆげが出ていた。
あーあ。茜って実は女の子の扱い方分かってるよね。どっかの女たらしと勘違いしそうだよ。
「じゃあ、また明日」
そういうと茜はあたしの手を握って歩き始めた。少しぼーっとしてたから手をひっぱられてつんのめりそうになった…。けどちゃんと茜が支えてくれたから良かったぁ〜。



「いいの?ファンの子は。」
「いーよ。だって俺が祝ってもらいたいのはだけだもん」
そういって茜はあたしにキスをくれた。それが妙にくすぐったくって笑ってしまった。
「茜」
「うん、何?」
「大好き。それと、お誕生日おめでとう」
そう言ってこの日のために用意したプレゼント、リストバンドとシルバーネックレスの入った袋を渡す。
「ありがと。今開けても大丈夫?」
「う、うん。いーよ」
ガサゴソと包みを開ける音がする。
「リストバンド、とネックレス?」
「そう。リストバンドは部活で使ってね。ネックレスは…茜がそういう形の持ってなかったから」
「うん。毎日付けるよ。ありがとう。
「どういたしまして」
二人で誰も居ない裏道を抜けて広い丘にでる。ここは緑山テニス部のみんなしか知らない場所。そして、あたしと茜の思い出の場所。
「そういえば、告白もここだったし、ケンカしたのもここだったし仲直りしたときもここだったよね」
「覚えてたんだ?」
「もちろん。じゃあ、ここで来年の約束もしよう」
「来年!?何?」
「来年も…俺の誕生日祝って?」
「あぁ。そういう事。うん、あたしでよかったら来年も隣に居させてください」
「じゃ、指きり」


〜〜ゆ ー び き ー り げ ん ま ん 
嘘 つ い た ら 針 千 本 の ー ま す !ゆ び き っ た ! !〜〜





二人繋いだ小指を夕日がやわらかく照らしていた。









 


**あとがき**

 

なんだコレ。オチがどこだか分かんない。しかも前回アップした【Let'sトラブルメーカー】に対して短い…。
つかこの題名チョー適当じゃん!!早くもスランプかっっ?つーより甘いの苦手だ・・・。(今更…)
こんなヤバイ作品を読んでくれてありがとうございます。茜色に染まっていただけたでしょうか?(まだ言ってる)
つーかヒロインと茜ちんはケンカしたことがあったんですね。ってあたしが書いたんですが…。((爆死
まぁ、茜ちんへの愛はたっぷり詰まってますのでそれで勘弁してやってください。
それではご一緒に!!茜ちん誕生日おめっと!!!!!
2004.6.9