「ブン太ぁぁぁぁぁぁ〜〜!」
今日も校内に聞きなれた絶叫が聞こえる・・・・
僕だけの華
「ぎゃはははははは!」
部室で笑い転げる馬鹿。通称ブン太(いや違うだろ)
「はぁ…丸井も懲りないな。」
横で呆れかえってる柳しゃん。
「だ〜っておもしれーだろい!!」
「おもしれぇ。じゃなーい!!もー…あたしに変なメール送ってくるの止めてよ!毎回焦るんだから!!」
「いや、が引っかからないようにしたらいーだけじゃん」
「(怒)・・・・おのれぇ〜!!ブン太ぁ!!」
どたどたどたどた〜〜〜〜―――――
「あ。今から部活ですよ…。って行っちゃいましたか。」
「まったく。丸井も少しは素直になりんしゃい…。」
二人と入れ違いに入ってきたのは柳生と仁王。そして中に居た柳と三人で盛大にため息を吐き、ジャージに着替え始めた。
――20分後――
「あー。疲れた。」
「アンタがいつまでたっても捕まらないからでしょ。」
「へーへー。」
「丸井。あと5分で部活始まるぞ。」
「げっ。マジかよ。わー。いそげー!!!」
「遅れて真田君に殴られちゃえ」
「何言ってんだよ。遅刻したぐらいじゃ真田だって殴んねーよ。バーカ」
「なぬぅ!?言ったなバーカ!!」
「同じ事言ってくるんじゃねーよタコ。」
「タコじゃないし!!」
「丸井…。あと2分だ。」
「おう。もう終わったぜ。やっぱ俺って天才的!」
「どこが天才よ。」
「あ?すべてがに決まってるだろい」
「はいはい、早くいけば?真田君が睨んでるよー?」
「げげ…。」
「丸井!たるんどるぞ!!」
「ゴメンゴメン。」
怒られるブン太を見ながらコート横の芝生に腰を下ろす。
なんだかんだ言いながらはブン太が好きだった。だから、毎日送られてくるメールも時々はワザと騙されてみたりしていた。まぁ、大抵は本気で騙されてたけど。
「フフン。あたしってばニオちゃんに並ぶ詐欺師になれるかも♪」
「何馬鹿な事言ってるん。」
「うわお。ニオちゃん何処から?」
「ずっとココに居たけどのぅ」
「てか、部活はっ?」
「真田が呼びに来たら行くから気にせんでええよ」
いーのかよっ!?心の中で突っ込みながら一応ふーんと相槌を打つ。
「ねぇ…ニオちゃん?」
「何じゃ?」
「ブン太の好きな子ってダレ?」
「え、なしてそんな事聞きたいと?」
「分かってる癖に」
スネた表情をする。仁王は含み笑いをしながら言った。
「そんなの見てたら分かるじゃろ?」
「だーーーーーー!!分かんないから聞いてんの!!!」
「まぁ、その内分かるから焦らないでよく見ときんしゃい。じゃ、もう真田が来そうだから行く。」
「はぁ…。はいはい頑張ってね!!(苛)」
少し歩いてぶっきらぼうに返すを振り返り、仁王は
「ってそうとう鈍感じゃろ…。」
呆れ顔でつぶやいた。
「はー。今日も頑張ったぜぃ!」
練習が終わり、ブン太の声を筆頭にゾロゾロと部室に飲み込まれていく部員たちを見ていたら突然の携帯が震えた。
「あっれー…。キヨ?」
幼馴染の千石清純からのメールだった。
"やっほー。今日、の家の親居ないんだって?うちのオカーサンが言ってた。でさ、晩ご飯、家で食べない?ってオカーサンが言ってるんだけど、どお?"
「あー。そういや親、居ないんだっけ…。ん〜…どーしよっかなぁ。家で一人で食べるのもなんだけど、滅多にない事だからゆっくり出来るだろうし…」
ふと、夕陽が遮られてかげったと思ったら目の前にブン太の顔があった。
「〜?百面相してどーした?」
「あー。ブン太…。別にどーもしないけど。ってもう着替え終わったの?」
「あぁ。まぁな。俺が一番!!んじゃ、俺帰るわ!」
「え…あー。待って!」
歩き出そうとした足を止めて振り返る。あー。マジでカッコイイ。
「何?」
「あぁ…えっとさ……い、いーや!!なんでもない!」
ブン太はキョトンとしたがにっこり笑って
「そ。じゃ、明日な!ばいばい」
「(やべッ。可愛い!!)ば、ばいば〜い」
ブン太が見えなくなると頭をポンと叩かれた。
「なぁ、今何言おうとしてたん?ちょっとお兄さんに教えてみんしゃい」
仁王だった…。
「はぁ!?一体何よ。お兄さんとか気持ち悪い」
「うっわー。ちょっとショックやの…ま、いいから何て言おうとしたか教えてみんしゃい」
「はん!嫌に決まってんでしょ。この馬鹿」
「馬鹿って…あ。今日用事があったんじゃった…。また明日聞かせてくれるじゃろ?」
「いーやーだー。用事があるならさっさと帰りなさい。はい、さようなら!」
大笑いしながら仁王も帰っていった。
「あ、そうだ。メール返さなきゃ」
"うん、ありがとー。キヨ。お邪魔させてもらうね。"
「キヨのおばさんの料理、すっごいおいしいしねぇ〜」
ふるふると携帯が震えて着信を知らせる。
"そういうと思ってもう校門に居るよん!早くおいで〜。"
「マジで!?」
早く言えよキヨ!心の中で悪態をつきながらキヨの居る校門へダッシュ。
「ぜーぜー…。キヨ…。最初から来てるって言いなさいよね。」
「あれ?走ってきてくれたんだ?」
「あ、そっか。キヨだし、別に走らなくてもいいんだっけ」
「むー。キヨだからってちょっと酷くない?」
「だって幼馴染に気を使うことないでしょ?」
「ま。が気を使わないでいい相手と勝手に解釈しておこう」
「勝手に解釈すんなっての。まぁ、そういう事だけどね」
「けどさぁ〜、ココまで来るのって結構時間かかるからさぁ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・何?あ・・・もしや
「アンタ今日部活サボったね?」
「あは。バレちゃった?」
「幼馴染の事なんて考えたら分かるっつーの」
「ほーほー。それは光栄。」
「褒めてるワケじゃないんだけど」
「え〜。ひーどーいー。キヨ泣いちゃう。」
「泣くな。キモい。一緒に歩きたくなくなる。」
「ふんだ。あ、コンビニは入ろー!なんか奢るよ☆」
「(☆付けてるし)あんがと」
自動ドアを開けて入るとそこにはあの、カッコ可愛い想い人が・・・・
「…?」
「ブン太」
「と、千石」
「うん。って二人は同じ学校だったねぇ〜。」
「の彼氏?」
「……っはぁ!?」
「だからさ、コイツ、の彼氏なワケ?だったらぶっ殺すけど」
「(最後の方はちっちゃくて聞こえなかったけど…)彼氏じゃないよ!つか、こんなん彼氏だったら最悪!」
「まぁ!ちゃんひどい!!」
「いや、キモいから」
「それが酷いって。まあ、俺とは幼馴染だし、キミの心配してるような仲じゃないから安心して☆」
「…(また☆付けてるし)ん?心配って何よ?」
「それは、本人に聞いて?んじゃ、俺は先に帰っとくから」
「はっ?キヨ、奢りは!?」
「ん〜、それはまた今度って言う事で!早く帰っておいでよ〜。お父さん心配しちゃうから!!」
「ダレがお父さんじゃボケ。(ニオちゃんといいコイツといいどういう頭してんだコラ。)」
キヨは向かえに来たくせに置いて帰りやがった。(クソが。)
「あー。ブン太?」
「え。何?」
「途中まで一緒に帰らない?買い物、終わったんでしょ?」
「ああ。いーぜ」
コンビニを出て、二人で肩をならべて歩いていたら、風にのってブン太の噛んでるガムの匂いがした。
「ねぇ」
「何?」
「心配って何?」
「あー…。えーっと…あの、な?」
「うん」
「に彼氏が居たら、嫌だからさ。心配してたんだよ////」
それって…期待しちゃってもいいのかな………。
「嫌って…どうして?」
「え、好きだからってだろい?」
何か開き直ってるし。けど、それってそういう意味でだよね?もう、確信しちゃうよ?
「ブン太ぁ。」
「っ!!何だよ」
「あたしも好きぃ〜…。」
ブン太の肩に顔をうずめて初めて自分の気持ちを伝えた。
「あ。うん、知ってた。」
「は?」
「やー。実はさ、今日部活の時仁王に言われたんだよな。」
「え」
「でも、さっき千石と一緒に居たから結構焦って〜。もう俺のことは諦めたのかなって思ってさ」
「・・・・ニオちゃんの馬鹿・・・・けど・・・今回は感謝しておくか。」
「ん」
〜おまけ〜
「お帰り〜!見ちゃったゾ。ラブラブっぷりを」
「キヨ…。あっそ。何勝手に見てんのよって言いたいけど疲れたからいーや。ご飯くれぇ」
「あ、絡んでくれないんだ〜。つまんない〜」
「うっさいオレンジ。」
「何か、冷たくなってない?」
「あー。気のせい気のせい。ご飯食べたら遊んであげるから。」
「何かペットみたいだね。ま、いーや。オカーサン、がご飯食べたいって駄々こねてるよ〜」
「ダレがじゃ」
**あとがき**
いやー。やっと終わったよ。ブン太ドリ。最初はもっとヤキモチを妬かせるつもりだったんですけど、案外難しくて断念・・・・。
もーニオちゃんの口調が分からんちん。きのに送った初めてのドリ。題名にこれと言った意味はありません。
サイトオープン記念フリーなので持ち帰っていただけると嬉しいです。報告はBBSまで。
それでは、これからよろしくお願いいたしま〜す!!
2004.5.31