「あー。手塚さんカッコイイわぁ〜・・・」
・・・あたしには、ちょっと老けた高校生くらいにしか見えないんだけどね。うん。でもちょっと老けたって言っても高校生には見えてるから。
「不二君も負けず劣らずカッコイイわよ〜・・・」
・・・・あたしにはただのニコちゃん大魔王にしか見えないんだけどね(←ニコちゃん大魔王を勘違いしてる子※ニコちゃん大魔王とはDrスランプアラレちゃんに出てくる現代科学では理解の出来ない生物です(違う))
「大石ったら爽やか〜」
うん、もういいや。




憧れなんだよ。あなたが

 








あたしはついこの間氷帝から青学に転校してきて、氷帝に居た時と同じようにテニス部のマネージャーをやるようになったんだけど・・・あたし以外のマネージャーは・・・・なんていうか・・・何でこんな乙女なの?
しかも何でこんなキラキラな先輩達にメロメロなんだろう・・?
巷ではここの二年生が有名なんだよ?ま、その話は後にするとして・・・・




「ねえ、みんな仕事しようよ・・・」
フェンスに張り付いたまま一向に離れようとしないマネージャー仲間に声をかける。
「ん〜、頑張って〜?」
「いやいやアンタ達もマネージャーでしょ・・・」
先輩達に見とれてるくらいだったらさっさとマネージャー辞めろってんだ!
と、言うのも諦めてあたしはタオルを準備しにその場を去る。
「あ、〜、悪いけど、タオル取ってくんね?」
レギュラーが使っているコートとは別のコートから、荒井が声をかけてきた。
「うん、いいよっ。最近頑張ってるね」
「おう」
ベンチに置いてあったタオルを掴んでフェンス越しにひねり込んで渡す。
「イチイチ入るの面倒だからこんな渡し方でゴメンね」
「いーよ。別に。んじゃ、さんきゅな」
「ガンバ〜」
荒井はそのままコート内に向かって歩いていった。
「本当に熱心だな〜。・・あ、あたしも頑張んなきゃ!」
カゴに入ったレギュラー用のタオルをガシャっと掴んで元居たコートに戻る。
そしてまだフェンスに張り付いているみんなの後ろにそっと降ろした。
ここに置いておけば後はみんながやってくれるよね!あたしは二年生の所に行こ〜っと!
あ、そうそう、二年生がどうして巷で有名かって事だった!!
んとね〜・・・中学生らしいから、かな。
そしてレギュラーの皆さんとまでは行かないけど結構顔も整ってるし。
つまりは、カッコイイのにちゃんと年相応だから、人気があるんだよ!
まあ、青学に通っている女の子達はレギュラーにメロメロだろうけど、他校生の大半は二年生派らしい。
っていうのは氷帝の友達に聞いたんだけどね〜。友達は、荒井が好きみたい。
そして、元、他校生のあたしももちろん二年生派!!
いや、別に先輩達が嫌いってワケじゃなくてやっぱし、普通にカッコイイのがいいんですよ。
あんなキラキラした感じじゃなくてさ。





それでね、あたしは実はもう付き合っちゃってるんです!!マサやんと!!!
キャーーーって感じだけどね。現実に・・・付き合っちゃってたりしてるんです・・・・。
知ってるのは・・あたしの氷帝の友達と荒井と林とぉ、永山と吉村兄弟でしょ〜。
まぁ、桃と海堂を別にして二年生テニス部はみんな知ってるかも。まああの二人はレギュラーの練習が忙しいしね。二年生達とは滅多に練習一緒にならないし。その内言うけどさ。
氷帝に居た頃はマサやんって呼べるなんて夢にも思ってなかったんだけど・・・(池田君って言ってました)
そう呼んでいいって言われたからには呼びまくってる。あ、いや別に無駄に呼んでるわけじゃないんだけどね(笑












二年生達が練習しているコートの扉を開けた。
「よっす!!気張ってますかー?」
か〜」
「何、あたしじゃいけないんですか?林クン?」
「い、いや・・・そういう訳じゃねーよ」
「そ。じゃあ、みんなドリンク配るから取りに来て〜」
ドリンクをドサっと置いてそれぞれに渡す。
「はい吉村駿。と優」
「「さんきゅ」」
「荒井」
「おー」
「はいマサやん」
「ん」
「永山〜!!伏見〜!!ボサっとしてないでちゃんと取りに来て〜!!!」
「悪ぃ・・」
「ん、はい。ちゃんと飲んでよ」
「あー。生きかえる〜・・・」
隣でマサやんがバテてる。ま、練習キツイからね。
「うん、水分補給は大事だからね。しっかり飲んでよ?」
「おう」
にっと笑いかけてくるマサやんはなんて素敵なんでしょう!やっぱしカッコイイなぁ。
ちょっと隣に座り込んでみる。
「お前もマネージャー大変なんじゃない?」
マサやんが話を振ってきた。
「ん〜・・・。そうだね〜。けど、マサやんの近くに居れるし別に嫌じゃないよ」
そう言ってあたしはマサやんのマメが出来ている手を握ったりして遊び始める。なんかね、こういうの好きなんだよね・・・。ラブラブっていうか?って部活中になんちゅーこと言ってんねーん!
あ、忍足先輩のが移ってるのかも・・・。嫌だな〜。
「おいおい、練習中にそんなイチャつくなよ・・・マサやん、
「あー・・・あっちい」
あらら、みんなの注目の的でしたか。ま、それも悪くないけどね!
「はいはい。分かったよ。彼女の居ない荒井には毒だったな」
「え、荒井って彼女居ないのー?」
マサやんの言葉にあたしはびっくりだ。そんなんだったら早く友達を紹介しておくんだったんだぞー?
「何だよ、その馬鹿にしたような言い方は」
「え、馬鹿にしてないし!ね、ね、それならさ、あたしの友達と会ってみる気ない?」
「は?」
「あのね〜、実はアンタ達他校生に人気あるんだよ?」
全員『はーーーー?』
「・・・少しは自覚しなさい。でさ、友達が荒井の事好きなわけ、だから、一回でも会ってみない?」
にっこりして荒井に聞いてみる。もち、拒否権は無いんだけどね☆(ぉぃ)
「いーじゃん、荒井行けよ〜」
「うわー荒井の事を好きな奴だってよ〜信じらんねー!」
「うひゃひゃひゃひゃ」
吉村優・・・その笑い方なんとかしなさいよ・・・・。
「ま、決まりね〜。明日にでもこっちの練習に来て見るように言うから」
「え。は?ちょっと待て。俺の意見は?」
「はいはい。大丈夫、可愛いから。すぐ気に入るって!」
「いやそんな事聞いてな・・・」
「んじゃそれにけってぇ〜!みんなは荒井の恋を応援してあげる事!」
「恋してるのは俺じゃねーんだろっ!」
「ありゃ。荒井に突っ込まれちゃった」
「はあ・・・」
「いやそんな疲れた顔しないでよ荒井。もし、くっついたらあたしらとWデートしようね〜」
「あーもう勝手に言っとけ」
















「それじゃあ今日は解散だ。礼!」
『お疲れ様っしたぁ!!』
あれからすぐにみんなは練習を再開して、もう部活は終了。今日も頑張ったな〜!!
うーーんと伸びをしていると、菊丸先輩が目の前に居た。
「今日もお疲れ、チャン♪」
「あ、ハイ。お疲れサマです」
「うにゃ〜!!可愛〜なぁ!!!」
そのまま抱きつかれてしまった・・・・。って、はぁ!?
「ちょ、ちょっと先輩!離してください!!!」
無理やり引っぺがす。マサやんに見られてたらどうするのさ〜!慌てて周りを見回すとマサやんは居なかった。・・・・・代わりに荒井が・・居ました。5歩行ったくらいの所に。
「荒井!言ったら承知しないかんね!!」
「分かってるっつの!!でも、そろそろ公表した方がいんじゃねーの?ややこしくなったら大変だろ」
そうなんだけどね・・・。
「にゃ?何々?コウヒョーって?」
菊丸先輩・・・頭悪そうな発音しないでくださいよ。
「そうだぜ?さっさと他の奴等にも公表しちゃえよっ」
「あれ、林居たの・・」
「・・・悪ィかよ」
いや、悪くないけど。
「なんか、ちゃんって二年と仲が良いよね」
お、不二先輩じゃーん。仲が良い・・・そりゃあね〜。彼氏が居るんだもん。
「はい。仲良いですけど・・・何でですか?」
「いや、休憩の時も僕たちの所には来てくれないからね」
「まぁ、色んな子が居るじゃないですか。レギュラーには。だから、あたしは二年の所に行ってるんです」
それだけじゃないけど。
「けど、俺はちゃんにも来て欲しいにゃ〜」
菊丸先輩、アンタこれ以上周りに女の子増やして何する気ですか。ハーレムがやりたいってんですかーー?と。首を掴んでユサユサしたい衝動に駆られたけど根性で抑えた(どんな衝動だよ)
「それは無理みたいっスよ。菊丸先輩」
荒井が菊丸先輩に言う。
「へ?どうしてにゃ?」
「「だっては彼氏に逢いたいためにこっちに来てるから・・・」」
う・・・吉村兄弟・・・・。ハモりながら言うな。
「うにゃっ?彼氏〜?」
「初耳だね。乾は知ってた?」
菊丸先輩はあらかさまに驚いたけど、不二先輩は笑みを崩さずに後ろに居た乾先輩に声をかける。
「いや、俺のデータにも載っていない」
「んで、んで、誰なのにゃ?彼氏って」
うわー・・・。言わなきゃいけなくなったじゃんか。馬鹿吉村兄弟め・・・!!
「えっと・・・・・マサやんです・・」
『えぇぇぇぇぇぇぇええぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ?』
「なるほど、池田か」













かなり驚かれちゃったな〜。彼氏って言った事には驚かなかった不二先輩も、マサやんだって聞いて目を開いてたもんね。乾先輩は平然としてたけど。っていうかノートに何を書き込んでたんだろ・・・・。
〜、帰ろうぜ。って・・・どうかしたんですか?」
着替え終わったマサやんが永山達と出てくると先輩達がマサやんを凝視していた。
「いや・・たった今事実を知らされてね」
「は?」
「君がちゃんと付き合っているって今知ったんだよ」
「ああ・・・から聞いたんですか?」
「うん、まあね」
「そうっスか。」
マサやんは、別にどうでも良かったみたい。こっちに向かって歩いてくる。
「帰ろっか、マサやん」
「おう。じゃあ、お先っス」
「お疲れさまでした!!」
二人してペコっと頭を下げて校門に向かった。

「今日も疲れたね〜」
「だな〜・・・」


















**あとがき**

 

あーっと・・・これは・・何でしょう。この二年生贔屓ドリ。完璧マイナーです。
普通に有り得ませんね〜。巷で有名なのがレギュラー達じゃなくて二年生達だなんて。
でも、一応こういうのも楽しいかな。なんて((笑
出てきている双子の事なんですが20.5巻のP212の二年生の表の中に吉村って子が二人居たんです。
名前も結構似ていたし、上と下で並べて書いてあったので、あ、これはもう完璧双子だな〜。青学にも居たよ、双子が!って感じで突発的に二人を出したくなりました。しかも勝手にキャラ作っちゃいましたよ(笑
これは、一応マサやんの誕生日を忘れていた事のお詫びに・・・・。マサやん好きな方は是非お友達になりましょう!(何
あ、それと、今回のヒロイン、毒舌ですいません。でも、こういう子は個人的には好きです(笑
                                    2004.8.2